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モザイク×三姉妹富士美コミックス

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2025-02-24 02:00:00 - Happy substitute holiday. 振替休日のあるなしって国によって様々みたいっすね。アメリカは日本と同じようにあり、ドイツやフランスなどヨーロッパでは無い国が多いようです。韓国のように祝日によって振替になる場合とならない場合があったり、中国では金曜や月曜が祝日の時に土曜を休みにしたり、と独自のパターンで運用している国も。ともあれ、ハッピーマンデー登場以来特に少なくなった振替休日。なんか得した気分にはなりますね。お休みって訳じゃありませんが、それでも休日の朝はどこかのんびりと弛緩した空気が流れてます。こんな時にはあまり肩に力が入らないお茶を、という事で黄観音と金観音を飲む事にしました。今更言うまでもなくどちらも岩茶で、鉄観音と黄旦（黄金桂）を両親に持つ姉妹です。兄弟でも良いんですが、華やかで軽やかなお茶なので姉妹のほうがしっくり来るので。兄弟つうと番頭は鳥羽一郎・山川豊が頭に浮かんでしまい、ちょっとアレなので。左が黄観音、右が金観音です。どちらも緑色が明るく焙煎が強くはないのが判ります。より黄緑色っぽいのが金観音。茶葉が大きいのも金観音のほうです。これは摘んだ時期の差によるものが大きいと思われます。杯底香は共通してキンモクセイの花のようなこってりとした花香が目立ちます。番頭は勝手に母親と決めてますが、母である黄旦の特徴が香りに出ている感じです。少しウッディなのが黄観音、レモンのような爽やかなシトラスが金観音。黄観音は花香がよりはっきりしています。キンモクセイの香りをそのまま鼻腔に感じながら飲むと思いのほかしっかりとした岩茶らしい芯もあります。頬の内側に薄く皮膜を作るような微かな収斂味と香ばしさは軽やかながらも腰のあります。香りと味のバランスが良い均整の取れた味。安定した味と香りで、水出しにしてもティーバッグにしてもしっかりと「らしさ」が出てくれる優等生です。金観音はキンモクセイの香りは黄観音より若干大人しく、その分柑橘っぽいフルーティな味が楽しいお茶です。青っぽさもあり、若干オトンの鉄観音の気性を受け継いだみたいです。それでいて金観音は独特な乳香があります。レモンティーに数滴ミルクを垂らしたような…なんか美味しそうに聞こえない表現だなあ。爽やかさとミルキーさは一種背反してるのでイメージしにくいかもしませんね。煎を重ねると個々の個性が少し落ち着いて味や香りが似てきます。地金である華やかで嫋やかな部分が残っている印象です。共に可憐ではあるものの、その中に思慮深さや包容力を感じる黄観音が姉、ちょっとお転婆で活発な所もある金観音が妹、でしょうか。番頭世代だと思い浮かぶのは岩崎宏美・良美姉妹っすかね。今茶荘で販売してる黄観音と金観音はともに２０２３年のものです。入ってきた時はまだ青さが残っていましたが何度かお手入れしてるのでだいぶ落ち着き、今まさに飲み頃といったところです。季節や気候を問わず楽しめる岩茶ですが、冬から春、夏から秋といった季節の変わり目の汽水域のような頃に飲むと美味しさも格別なように感じられます。お茶日和。本日は１０時から５時まで営業しております。たぶんそんなに忙しくはならないと思いますんで、のんびりお越しくださいまし。